イギリスのEU離脱 (Brexit)、日本人学生と留学への影響は??

イギリスのEU離脱で日本人学生にはどんな影響があるの。。?
こんな方に向けた記事です。
イギリスのEU離脱は、欧州情勢や世界情勢にも大きな影響を与えるであろうビッグイベントです。
経済や政治など様々なところでの影響が予想されますが、日本人・留学への影響はあるのでしょうか?
実際にEU離脱が決まった直後は、「学費が高くなる、ビザが取れなくなる」などの噂も耳にしました。今回の記事では、
- 現在留学中
- これから留学を考えている
という2つの立場からお話しします。
*2020年の3月以降、コロナウイルスによる影響でイギリスとEUの話し合いが事実上ストップしています。その影響で、Brexitに関する内容も進捗がほとんどありません。。。
- 現在留学中
- 学費
- 大学の研究費用
- 生活環境
- これから留学
- EU圏の生徒
- 日本人学生の学費
現在留学中の学生への、EU離脱による影響
- 学費の変動はない
- 大学の研究費が減る可能性あり
- 生活環境(為替レートを含め)は変わる可能性大
まず一番の心配、学費に関してです。これは入学時のものが変動しない大学が大半です。
つまり学費の値上がりは、在学時にはありません。
イギリスの多くの大学は入学時の規定で、「入学時のに決まっている学費を卒業まで継続する」という内容を定めています!
次に研究費の減少です。これは主にEUからの補助金がなくなる、又は縮小されることが予測される為減少の恐れがあります。
理系の方や大学院留学を考えている方はご注意下さい!
研究費用の縮小により、優秀な教授陣の移籍や企業とのタイアップの減少などが懸念されています。
最後に生活環境です。日本からの留学の場合は、ポンドの為替レートの変動が、最も直接的な影響がありそうです。
ポンド円のレートはEU離脱決定時に一時的に、£1=125円前後まで落ち込みました。同じように政治・経済のビッグイベント次第では、今後も大きな変動はありそうです。
ちなみに2019~2020の一年は離脱直後と比べると安定しており、143円前後で2~3円幅の動きに収まっていました。
2020年9月時点での、コロナウイルスによる経済面への影響は未知数です。今後は為替レートの変動に、今まで以上の細心の注意を払って下さい!
また実際に離脱後の適応ルール(法律や枠組みの変更)が発表されれば、更なる変動があるでしょう。具体例を挙げると、例えば水道の安全面などの意外なところでも影響が懸念されています。

治安の悪化などはあまり感じませんでした!ただし、デモ活動なども行われるので、危ない地域には近づかない方が良いかもしれません。
これから留学する方への影響
- EU圏からの留学生への影響大
- それに応じて、日本人学生の学費への影響もあり得る
今回の離脱で最も大きな影響を受けるのは、EU圏内の人たちです。
特に学費面での影響が大きく、現在のイギリスの大学の学費の仕組みでは:
- イギリス/EU 約£9000
- インターナショナル 約£18000
という風に、EUの学生はイギリスの学生と同じ学費を支払っています。対照的に、インターナショナル生は約2倍の学費を支払っています。
イギリスの大学では、EU圏からの留学生もたくさんいます!移動の手軽さや、高い教育水準が人気の理由のようです。
しかし、EU離脱後はEU圏の学生もインターナショナル生と同じ学費を支払う可能性も高いようで、
EU圏内からの留学生は人数の減少が予測されています。
これに呼応し、他の国の生徒の学費も変動する可能性があります。
大学のEU圏内生徒からの収益が減れば、他のところで値上げする可能性もあり得る、という予測です。ただし大学の決まった対応は、未だ発表されていません。
あくまで予測の話であり、正確な発表や確かなリソースからの話ではありません。
それでも、値上げか値下げか、何かしらの影響があるのではと懸念されています。
値上げ、値下げ、変化なし、どちらに転ぶにせよ、完全離脱前には方針の発表があると思います。
当ブログでは今後もBrexitの学生への影響を逐一お知らせ致します。
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