IBディプロマ、科目選択のルールと3つのポイント [完全解説]

IB Diplomaの科目選択高校留学
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IBディプロマの科目選択の基本と3つのポイント

  • IBの科目選択ってどんなルールがあるの?
  • IB Diplomaの科目選択で役立つコツを知りたい。

こんな方に向けた記事です。

IB Diplomaは大学進学を狙う上で超優秀なカリキュラムですが、注意したいポイントもあります。科目選択もその一つで、IB挑戦で科目選択を失敗すれば受験の失敗にそのまま直結します。ですので、カリキュラム開始時の科目選択は超重要です。


今回はIB Diplomaの科目選択のルールを振り返りながら、元IB生達に聞いた科目選択のポイントを紹介します。

本記事を読めば、大学受験を見据えたIB Diplomaの科目選択が理解でき、同級生を大きくリードできます。

  • IB ディプロマ科目選択のルール
  • IBDP6つの科目グループ
  • 元IB生が伝える、3つのポイント


当サイト「留学ディクショナリー」は、8年間の海外留学経験を持つライターが記事を執筆しています。
また、この記事を書くにあたり、複数の元IB生に協力を頂きました。

IB科目選択のルール

IB科目選択のルール

最初にIBディプロマ科目選択の基本的なポイントについて解説します。

IBDPは最終スコアを大学入試の代わりにできるケースも多いので、どの科目を選ぶのかによって、大学の進学にも影響が出ます。

例えば理系であればそれに順じた科目を、進学希望の学部の特徴や進学の難易度を考えながら、必要科目・レベルを選んでいきます。

まぶ編集長
まぶ編集長

海外のいくつかの国や日本の特定の入試では、IBの成績の提出が大学受験の合否を大きく左右する場合もあります!


科目選択にびっくりするような裏技は当然存在しませんので、IB科目選択のルールをしっかりと理解して、自分に有利な状況を作ることが大切になってきます。

基本的には、「勉強したい内容+高得点を狙える」科目を組み合わせましょう。

まずは、IBの基本のルールをおさらいです:

  • IBDPで選択できる教科は6つのグループに分類されている
  • IBDPを取得するには、各グループから1教科ずつ合計6教科を選択しなければならない。但し、例外もある
  • IBDPの教科はほぼ全て、HLとSLの2コース用意されている
  • IBDPを取得するには、最低3科目、HLコースで取らなければならない

以上が基本のルールです。

まず最初に、IBDPの科目は多くのものが、

  • Higher Levelコース(通称、HL)
  • Standard Levelコース(通称、SL)

という2種類のコースが提供されています。

その名の通り、SLは通常コース、HLはより物事を深く・詳しく勉強するコースとなっています。
それに伴い、HLはSLに比べて授業時間が2年間で約90時間ほど多く設けられています。

まぶ編集長
まぶ編集長

他にも、IB Diplomaには科目の選択について、もう一つ大切なルールがあります!


IB Diplomaを取得するもう一つ条件が、3教科以上をHigher Levelで取ることです。
6グループから1教科ずつを、

  • HL3教科とSL3教科
  • 又はHL4教科とSL2教科

の組み合わせで、合計6教科で選択する必要があります。

基本的なIBディプロマの戦略は、得意科目でHLを取り、苦手科目でSLを取ることです。

1点でも高い点数を取る為には、得意で伸ばし、苦手を取りこぼさない事がとても大切です。


次に、6つの科目グループの説明です。

IBDP、6つのグループ

IB Diplomaの科目リスト


ここから、科目のリストを見ていきますが、IB Diplomaの6つのグループと科目の中には、大学入学に必須の科目も存在します!

自身の興味のある学部、大学の入学requirementはIB科目を選択する前に必ずチェックしておきましょう!

例えば理系学科の場合、「Physics と Math HLが必須」というような指定をしている場合があります。


最悪の場合、必須科目を選ばなかったせいで、出願すらできないという事も。。。

大学受験はまだ先のことになると思いますが、IB挑戦前に少しだけ考える時間を創りましょう!

大学の帰国子女入試について纏めた記事がこちらになります。

事前に目を通すだけで、入試についての理解度がかなり変わりますので、一度読むことをお勧めします!


それでは、以下が科目のリストです!

Group 1: Studies in Language and Literature(第1言語)

  • Japanese A Literature
  • Japanese A Language and Literature
  • English A Literature
  • English A Language and Literature

など。

Group 2: Language Acquisition(第2言語)

  • English B
  • Mandarin B
  • Mandarin Ab initio *1
  • Spanish B
  • Spanish Ab initio

など。

Group 3: Individuals & Societies(社会)

  • Business and Management
  • History
  • Global Politics
  • Geography
  • Psychology
  • Information Technology in a Global Society (ITGS)
  • Environmental Systems and Societies (ESS) 

など。

Group 4: Sciences(理科)

  • Chemistry
  • Physics
  • Biology
  • Environmental Systems and Societies (ESS) 
  • Computer Science

など。

Group 5: Mathematics(数学)

  • Maths Studies SL
  • Mathematics SL/HL
  • Further Mathematics HL

Group 6: The Arts(美術)

  • Visual Arts
  • Music
  • Theatre
  • Film
  • Dance
注釈

*1
IBDPでは、languageの教科には全て、言語名の後にA/B又はAb initioという文字が付いています。
Language Aは第1言語のクラス、Language Bは第2言語のクラス、Language Ab initioはビギナー/初心者クラスとなっています。


IB Diploma取得の条件の一つとして、この6グループの中から1教科ずつ、合計6教科を選択しなければならない、というルールがあります。

しかしこのルールには3つの例外があります。

これらが、科目選択のポイントとなります。

IB科目選択の3つのポイント

IB科目選択のポイント

IB科目選択ポイント1:芸術系は取らなくても良い

まず1つ目のポイントは、Group 6科目の扱いです。IB DiplomaではGroup 6の教科は選ばずとも問題ありません!もちろん、美術や音楽、演技が得意な人や好きな人はGroup 6の教科を取って高得点を狙うことをおススメします。

しかし、芸術が苦手な人はGroup 6を取らない代わりに、Group 3から2教科、Group 4から2教科、又はGroup 2から2教科選択することができます。

苦手な科目=点数が伸びない科目は、選択肢から外しておきましょう。

IB科目選択ポイント2:Group2を選択しない

2つ目のポイントは、Group 2の教科を取らない代わりに、Group 1から2教科選択することができます。

例えば、英語/日本語の両方ネイティブという方はJapanese AとEnglish A (Group 1)を取り、language B(Group2)を取らないという選択も出来ます。

但し、大学を受験する上で必要な場合など特別な理由が無い限り、あまりお勧めできる選択ではないと思います。


このGroup1 で2つの言語を選ぶ選択で、バイリンガルディプロマを取得できます。取得方法、メリット・デメリットなど、詳しくは下をご覧下さい。

IB科目選択ポイント3:ESSで苦手を補う

もう一度、上の教科リストをご覧下さい。ESS (Environmental Systems & Societies)という科目がGroup 3にもGroup 4にも入っていますよね。

ESSは他の教科とは違い、Group 3の社会としても、Group 4の理科としても選択することが可能です。理系と文系の中間のような位置付けですので、どちらか一方に苦手意識が強くある場合はESSの選択がおススメです。

またESSという教科は、同時に両方のグループの役目を果たすことができます。

要するにESSを取れば、Group 3 と4の科目を選択した事となり、
Group 6(芸術科目)の教科を2教科取るということが可能になります。


美術や音楽が好きな方にはとくにオススメですし、理系や文系の片方がどうしても苦手な方にも、両方の性質を併せ持つESSはオススメです!


いかがでしたか?

IBDPの科目選択にはルールが多いです。加えて、選択できる科目の数も多くユニークなものも多い為、最初に行う科目選択は特に慎重に行うべきです。

自分の興味のある知識を深めながら、大学進学に繋がれば理想的ですよね!得意科目と苦手科目を組み合わせて、高いスコアを狙いやすい科目選択を行いましょう!

また当サイトでは、CAS・EE・TOKなどのIB必須項目の詳しい説明もしています。
IBでは「知っておく事」がとても大切なので、もし分からない項目があれば合わせてお読みください。

CAS って何?という方は以下の記事をお読みください↓
国際バカロレア、CASとは? [G9・10必見]


TOKについては下の記事を↓
国際バカロレア、TOKとは? [IBで最も難しい!?]


EEについては以下の記事から↓
国際バカロレア、Extended Essayに備える [必須科目]


<参考文献>[1] “International Baccaraute, Curriculum” (http://www.ibo.org/programmes/diploma-programme/curriculum/)

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