海外大学の偏差値の仕組み [偏差値で測れない!?]

海外大学の偏差値大学留学
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海外では大学評価に偏差値を使わない!?

  • 海外の大学に留学したい!
  • 留学先の学校を探している。
  • 外国の大学の偏差値ってどうなっているの?

こんな方に向けた記事です。

留学先の学校を探していると、「どれくらい良い大学なの?」と考える方も多いと思います。日本では学校の難易度を調べる際、一般的に偏差値が使われますが、海外には偏差値という指標はありません


そこで今回は、海外の大学の評価の見方や代わりとなる指標の「大学ランキング」についてお話ししていきます。

この記事を読めば、海外で大学が評価される仕組みが分かるので、留学先の学校を選ぶ際に本当に見るべきポイントが理解できるようになります。

  • 海外には偏差値がない?
    • 海外の優秀な大学とは?
  • 海外大学の入学難易度の測り方
    • 海外大学入試:ペーパーテストがある
    • 海外大学入試:ペーパーテストがない
  • 海外大学の大学ランキング

当サイト「留学ディクショナリー」は、8年間の海外留学経験を持つライターが記事を執筆しています。
この記事では自身が大学受験前に行った大学ランキングのリサーチと、数人の学生に行ったインタビューをもとにお伝えします。

海外には偏差値がない?

海外には偏差値がない

学校を選ぶ基準は様々です。国内の学校を選ぶ際にも、部活の強い学校や、雰囲気の良い学校など様々な理由があると思います。

その中でも、「世間・社会から評価の高い学校」に進学する事を重視している方は多いでしょう。実際に、新学校や有名な学校を卒業すれば就活や受験の時に受ける恩恵もたくさんあります。

まぶ編集長
まぶ編集長

国内では多くの場合、「良い大学=偏差値が高い」という評価がありますよね。


大学に限らず、日本の学校教育では偏差値をよく使います。偏差値とは言うならば、学力や入学難易度を数値に置き換えた、非常に分かりやすい指標です。

ただし、この偏差値という概念は日本国外ではかなり薄く、ほとんど使われません。
理由としては、日本の大学受験のセンター試験に当たるものが無い国が多いからです。

国内と海外では入試の進み方が大きく異なります!

一例としてイギリスの大学入試を紹介した記事を書いています。興味のある方は合わせてお読み下さい。


センター試験などの統一テストが存在しない為、「平均はこれくらいだよ!」という偏差値が出せません。

アメリカにはSATというペーパーテストが存在します。実際にセンター試験の様なものではありますが、合否の判断はあくまでもその他の書類提出とセットです。

テストで受かれば合格!という海外の大学は非常に少ないです。

まぶ編集長
まぶ編集長

SATにも大学ごとの「足切りの点数」はある程度存在しますが、他の書類の重要性もSATと同じくらい高いのがアメリカ入試の特徴です!

海外の優秀な大学とは?

海外大学の研究員

それでも、

オックスフォード大学やハーバード大学は、凄く頭の良い大学だど聞いたけど?

という方も居ると思います。

海外の大学でも優秀な大学とそうでない大学という認識は存在します。
実際に入学の難易度はそれぞれ異なり、上記のような優秀な大学には最高の人材が集まります。

海外の大学入試は高校課程での成績が大切になります。
上位の大学であれば、成績の入学基準やその他の書類のクオリティでより高いレベルを求められます。


ですので、入学の難易度を評価した指標や評判が、日本で使われる「偏差値」の使い方と一番近いと思います。

後述していきますが、大学ランキングを使えば国内・国外での大学の評価が分かります。大学の評判と難易度が気になる方は、ランキング順位も一つの指標となります。

海外大学の入学難易度の測り方

海外大学の入学難易度の測り方

ここからは、偏差値が存在しない海外の大学の、世間の評価や入学の難易度の測り方についてお話しします。

まずは入学の難易度ですが、テストが存在しない為、「何点以上で合格!」のようなはっきりとしたボーダーラインは引けません。一般的には、提出した書類の総合評価で合否が決まると言われています。

海外大学の入試で必要となる書類は:

  • 高校の成績
  • 英語のテスト(IELTS / TOEFLなど)
  • 自己推薦文
  • 推薦状

などが一般的です。

これに加えて、一部の国や大学で追加のテストを受ける必要があります。アメリカの大学のSATが一例です。

基本的には海外の大学受験に備える為には、日頃の高校の成績で良い成績を修める事が一番です。

その他には、しっかりと自己推薦文の用意をおこなう事、などが大切になってきます!


必要な書類の説明を簡単に行うと、上の書類のうち「推薦状」は学校に用意してもらうものです。また自己推薦文は自己PR作文のようなもので、高校で頑張ったことや留学したい理由を書きます。

上の書類の中でも高校の成績は特に重要で、IBやGCSEなどのカリキュラムのスコアが高得点であるほど入試に有利に影響します。

その他のポイントとしては、学校に良い推薦状を書いてもらう為にも、自己推薦文のネタを増やす為にも、様々なことに挑戦することが大切です。

生徒会に参加したり、何かのプロジェクトを企画したり、様々な方法があります。

海外の学校はボランティアやスポーツに熱心なイメージがある方も多いと思いますが、実際に勉強以外の内容も評価してくれる大学が多いですよ!


ボーダーラインが分かり辛いとは言っても、入試の足切りのラインとして参考とするべき数値は存在します。今回は、2つのパターンをペーパーテスト(入試テスト)の有無で分けて紹介します。

海外大学入試:ペーパーテストがある

海外のテスト

ペーパーテストが存在する場合は、平均点を基準として考えるとある程度の入学難易度が分かります。

例えばSATの場合は、過去2年のテストで1060点前後が平均点でした (College Boardのサイト参照)。このテストの満点は1600点です。

Harvard Universityの入学には、おおよそ1470点が必要とされています(足切りではありませんが、ギリギリの点数が1470点のようです)。

こちらのサイトでは、アメリカのtop30校で必要とされるSATの点数を計算しています。
平均が1060点である事を踏まえると、トップ校の入学の難易度が見て取れます。


もちろんテストの点数だけで全てが決まるわけではありません。しかし優秀な学生が集まる大学では、テストでも高い点数が取れる生徒が多いことは、至極当然の事かもしれません。

海外大学入試:ペーパーテストがない

海外の入学式

続いて入試テストがない場合ですが、イギリスやオーストラリアの大学がこれに当たります。

イギリス・シンガポール・オーストラリア等の海外の高校では、IBやGCSEに代表される共通のカリキュラムを取得します。

一つの教育機関が決めたカリキュラムを、それぞれの学校で受講して、最後に共通のテストを受験します。別々の学校で共通の教育を受け、共通の基準で出された成績表を受け取る仕組みです。

これにより、評価基準が統一化され、学校ごとの判断の違いなどの不平等が最小化されます。


この共通のカリキュラムで修めたスコアを、大学に提出します。入試テストの代わりの学力証明、という認識でしょうか。

二年間のカリキュラムでの頑張りが、入試の結果に直結するイメージですね。

まぶ編集長
まぶ編集長

ただし上記の国の中にも、入試のテストが独自に存在する大学もあります!自身の希望の大学は、早めに入試の情報をチェックする事が大切です!!


大学のサイトにはrequirementという、IBやGCSEなどのカリキュラムごとの出願の基準が載っています。足切りではありませんが、多くの場合は大学合格者はrequirement通りの成績を修めています。

このrequirementに達しているのかどうかは、一つ大きな参考になりますよ!


ちなみに、日本からの出願の場合も高校の成績など上記と同じのものを提出します。

まぶ編集長
まぶ編集長

ただし英語力の問題などで、最初はFoundation course (準備コース)への入学を勧められます。


このFoundation courseは、準備コースに当たるため、大学の学部課程とは異なります。出願方法も合格の難易度もまた変わってきます。


日本からの進学とFoundation courseに関しては、海外の一般的な入試と異なる点も多数あります。下の記事からチェックする事をおススメします!

Foundation Courseに関する記事はこちら

海外大学の大学ランキング

世界大学ランキングについて

大学ランキングとは年に一度更新される、世界中・国ごとの大学を有名な雑誌がランキング形式で評価したものです。

世界ランキングであれば「Times Higher Education」、国内であればイギリスの「Guardian」など様々なランキングが存在します。

Timesのランキングはこちら

Guardianのランキングはこちら

アメリカのForbes誌のランキングはこちら


実際に上のランキングをみると、すでに聞いた事のある有名な大学が上位にランクインしている事が分かります。

しかし、大学ランキングを使用する際には注意点があります。

まず最初に、大学ランキングは単純に学力のみを評価したものではありません。ランキングの中には、学生満足度や国際度を評価基準にしているものも存在します。

Times Higher Educationの場合は、

  • Teaching – 授業
  • Research – 研究
  • Citation – レポートの引用
  • International outlook – 国際性
  • Industrial outcome – 産業への貢献

の5つが評価基準となっています。

一方Forbesの場合は:

  • Alumni Salary – 卒業後数年の給料
  • Student Satisfaction – 学生満足度
  • Debt – 借金率がどれくらい低いか
  • American Leaders – 卒業生の成功度
  • On-Time Graduation Rate – 卒業率
  • Academic Success – 生徒が奨学金を借りられた率やその後の博士などへの進学

となっています。

2つを比較して頂くと明確ですが、単純な学力評価の項目は少なく、大学在学時の学生の充実度や将来へどれくらい繋がるかなどが評価されています。

まぶ編集長
まぶ編集長

2つのランキングを比べると一目瞭然ですが、大学の順位はまったく同じという訳ではありません。

それぞれのランキングが、独自の評価項目を基に順位をつけています!!!決して、学力だけではありません!


ランキングの上位には優秀な大学がきている事は間違いないので、大学の評判を調べる材料としてはとても優秀です!

しかし、単純に学力のみを置き換えた訳ではないので、少し注意してみて下さいね。

ランキングで大学を評価する際には、複数のランキングを比較することが大切です!

また、自分が大切にしたい評価項目はしっかりと決めましょう!学生評価なのか、卒業後の成功率なのかなど、評価の項目はたくさんあります。



今回は海外の大学の偏差値についてや、それに代わる評価の方法についてお話ししました。

学力や評判は、就活やその後にも大きな影響があるので、とても大切な項目であると思います。

それでも個人的には、留学先を決めるための条件の一つであって、それが全てではない気がします。馴染みやすさなどの、留学後の生活について考える事も大事な要素です!

大学ランキングは評価基準の一つとして、とても優秀な指標です。様々な評価基準で大学をさがして、自分にぴったりな留学先を見つけて下さいね!

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